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夜の高尾山での「ちょっとした恐怖体験」

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去年の8月。
私は自分の主催する「国際交流を目的としたハイキング・グループ」で「夜の高尾山ナイトハイキング」を企画します。

高尾山の山域には昔から「ムササビ」が生息しています、
彼らは夜行性なので昼間は樹の穴で寝ていて、日の入りと共に活動を始めます。
高尾山では「届け」を出せばそんな彼らの生態を観察することが出来るのです。

2018年の夏はとても暑く、多くの方が熱中症で倒れたというニュースが連日報道されていました。
そのため通常の「登山」は危険だと判断した私は比較的涼しい「夜の高尾でムササビ観察イベント」に切り替えたのです。

「ナイト・ハイキング下見」での出来事

今回のイベントのテーマは「ムササビ観察」です。

しかし、ムササビは非常に憶病な生き物なので簡単に観察することは出来ません。
私はこのイベントを成功させるため、高尾山に2回ほど「下見」に出かけています。

これは一度目の「下見」で体験したちょっと怖い体験です。

ムササビは高尾山中腹にある寺院「薬王院」の周りに多く生息しています。
インターネットで入念に情報をチェックした私は、「薬王院」の社務所に届出を提出してムササビスポットで日の入りの時間を待ちました。

日没時間になりライトを片手にムササビを探しました、
幸い、この日私は一匹のムササビを観察することが出来ました。
あらかじめ目を付けておいた巣穴にライトを当てると、一匹のムササビがこちらを見ていたのです。

かなり長時間このムササビを観察していたのですが、結局この日ムササビが飛行する姿を目撃することは叶いませんでした。
しかしやはりムササビといえばイメージするのは被膜を広げた「空中飛行」の姿です。

諦めきれない私は、夜の高尾山の山道をロープウェイを使わずに徒歩で降りていくことにします。

高尾山の下りの山道はだいたい40分ほどで下山できます、夜の森ならばきっと沢山のムササビを観察できるはずです。

夜の森で出会ったムササビ以外の生き物

私が夜の森に出かけたのはこれが人生2度目となります。

一度目はトレイルランニングの大会で、ヘッドライトの明かりを頼りに50kmのトレイルを走りました。

しかしそれはあくまで「大会」です。
他のランナーも大勢いますし、所々に案内のボランティアの方々もいて誘導の明かりが等間隔に備え付けられていました。

今回はまるで違います、
初めて入った夜の山は「真の暗闇」でした。

私はためしにヘッドライトの灯りを消してみたのですが、軽いパニックを起こしそうになりました。
自分の周りが真っ暗で本当になにも見えなかったのです。

多少おびえながらも暗い山道をムササビを探しながら降りていきました。

道中には予想通りたくさんのムササビを目撃しました。
私はうれしくなり、先ほど感じた恐怖も忘れて夢中でムササビ探しを続けました。

ちょうど山道も中盤にさしかかった頃、
私はヘッドライトの灯りが照らす自分の前方の森に違和感を感じます。

私の前に長く続くトレイルの先に「誰か」が見えたのです。
その「人」は私の方に向かって登山道を山頂に向けて登ってきています。

違和感の正体

高尾山は東京の夜景が堪能できるので稀に夜でもハイカーやトレイル・ランナーに出会うことがあるらしいです。

はじめにその人が見えた瞬間、私は私以外の別の「ハイカー」だと思いました。
しかし、すぐに私は私が感じた違和感の正体を知ります。

その人は「ヘッドライト」をしてないのです。

夜の登山ではヘッドライトをするのは常識です、ライトが無ければ先ほどの私のように「真っ暗闇」を進むこととなり非常に危険かと思われます。

歩みを進めるうちに次第に大きくなる「その人」の輪郭がはっきりしています。
どうやらズボンとパーカーを着用した男性で、頭にパーカーのフードを被っています。
顔はフードのせいでよく見えませんが左右に蛇行するように歩いているのが分かりました。

高尾山のトレイルはそれほど広くはありません、道幅はだいたい3mほどです。
このままいくとかなり近い距離をすれ違うことになります。
私の頭の中は様々な恐怖が去来します。

こんな夜道でライトも無で一体どんな人なんだ?
ヤバイ人はないのか?
殺人鬼とかだったらどうしよう?

そんなことを考えている間にみるみる「その人」との距離は縮まり、いよいよすれ違う瞬間を迎えます。

「こんばんわー…。」

恐る恐る私は声を掛けました、
このとき自分の声が震えていたのを覚えています。

「こんばんわー…。」

少し間があってから「その人」も挨拶してくれました、
その声が予想したような低い声ではなくて、意外に甲高いトーンだったのが印象的でした。

「その人」は私とすれ違うとそのまま夜の高尾山の闇へと溶けてしまいました。

まとめ

いったい「その人」が夜の山道で何をやっていたのかは結局わかりませんでした。
しかし手ぶらでライトも無に夜の山道を歩いている「ソートーな変わり者」であることは間違いありません。

その日、無事下山して温泉に入りながらお客さんをお招きする本番のイベントでは「ロープウェイ」を使って下山することを決意しました。

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